ベルツノガエルの交尾が失敗に終わりました…

半強制的にベルツノガエルの包接(交尾)を試してみたら
成功したような感じでしたが
その後の様子をまとめてみました。
❶包接してからの足取り
包接を確認してからの様子をまとめてみました。
- 6/30 AM2:21 十数回の包接を試してようやく包接を確認
- 6/30 AM8:20頃 包接したままの状態を確認
- 6/30 AM10:54頃 包接したままの状態を確認
- 7/1 AM3:00頃 包接したままの状態を確認
- 7/1 AM4:00頃 包接が外れていたのでオスをプラケに移動
❷包接が外れてしまいました
7/1 AM4:00頃
包接が外れてしまいました。
いろいろ調べてみると
ベルツノガエルの産卵は
オスがメスに抱きついている
包接中にメスから放出された卵に
オスが精子をふりかけて
受精卵となるようです。
ですので包接中に卵が
放出されずに包接が外れると
いうことは
今回の試みは失敗でした!( ; ; )

包接が外れたのを確認してオスを別のプラケースに移してから
衣装ケースに残ったメスの様子を伺ってましたら
レンガの上に乗ってる状態がずっと続いてました。
❸産卵に至らなかった要因を考えてみました
包接しながら産卵には至らなかった原因を考えてみました。
- (1)オスかメスの成熟不足?
- (2)包接環境がよくなかった?
- (3)オスとメスを間違えてた可能性
(1)オスかメスの成熟不足?
今回用意したオスは
メスを目の前にすると
しきりに鳴いてました。
鳴くと言うことは
メスに対してメインティングコールを
発しているということなので
オスには問題はないように思えますが…
ではメスに問題が!?
包接が確認されてから
13時間経っても包接してた状態でしたが
実際包接していた位置が
別のYouTube動画に映ってたのよりも
下の方でした。
抱きついた位置がまずかったのかもです。
あと他のベルツノが包接して
産卵しているYouTube動画をみると
メスはうちのよりもまるまる肥ってて
メスの肩の上に腕を回し抱きついてました。
オスはかろうじてメスに抱きついている
感じに見えました。
ですので包接位置のズレと
メスの成熟不足というのは
否めないです。

(2)包接環境がよくなかった?
下準備を整えて臨んだ包接でしたが
包接自体は位置がズレてたもののずっと抱きついたままでしたので
環境は悪くはなかったと思います。
こんな環境で包接を試してみました。
⚫︎場所のセット状況
- 衣装ケース(幅39cm×
奥行き74cm×高さ32.5cm - バーベキュー用のアミ1枚(290mm×615mm)
- メッシュボード2枚
(30cm×18.5cm) - レンガ2個

⚫︎水位
25℃くらいの水を約6cmの高さまで入れました。
カルキ抜きはしてませんでした。
⚫︎明るさ
照明はつけておらず、朝になっても包接し続けてましたので
カーテンを閉めて暗い状態にしてました。
(3)オスとメスを間違えてた可能性
オスの特徴の抱きダコがある個体とない個体をよく確認してましたので
そのような間違いはないと思いますが…
❹店長ゼロ氏に産卵失敗の原因を相談しました

ベルツノの包接試してみましたよ。

おー!やってみたんですね!

包接はできたんですけど残念ながら
産卵まではいかなかったです( ; ; )
実際こんな感じでした!


むうぅ!包接のオスの腕の位置が少し下にズレてますね…
これはよくないですね。

そうなんです…
オスの抱きつく位置が
下にズレてるのが私も気になってました。

ベルツノの産卵は包接中にメスが卵を産んだ直後に
オスが精子をふりかけるので
オスとメスのお尻が近い位置にあるのが理想ですね。
なのでメスの肩のあたりにオスの腕が
食い込むようにするとちょうどいいかもです。

そうですね!
近々また試してみようと思ってるので
次回はオスとメスのお尻が近くなるように
包接させてみようと思います!
❺ChatGPTに失敗の原因を聞いてみました
ChatGPTに次の質問をしてみました。

ベルツノガエルが包接したのですが産卵には至りませんでした。
オス、メスとも生後7ヶ月くらい飼育してまして
成熟していると思ってたのですが
産卵失敗の原因は何が考えられるでしょうか?
すると次の回答が返ってきました。
【1. 性的成熟が不十分な可能性】
- 7ヶ月齢では、ベルツノガエルは体格や飼育環境によっては
まだ完全に成熟していないことがあります。 - 一般的に、オスは約6〜8ヶ月、メスは8〜12ヶ月以上で
繁殖に適した成熟に達するとされますが
これは体長や体重にも左右されます。- オス:6cm以上
- メス:10cm以上
👉 体格が十分であるか再確認しましょう。
【2. 環境条件の不足(繁殖刺激が弱い)】
- 野生下では雨季の到来が繁殖の引き金になりますが
飼育下でも人工的な刺激が必要なことがあります。- 水位の変化
- 温度・湿度の変化
- 雨音や霧吹きなどによる擬似雨季の再現
- これらが不足していると、包接しても産卵行動に至らないことがあります。
👉 繁殖期を模した環境づくり(「雨季シミュレーション」)
を試してみてください。
【3. 栄養状態・健康状態】
- 特にメスは産卵に大量のエネルギーと栄養を要します。
- 栄養不良(ビタミンD3、カルシウム不足など)だと
卵の成熟や産卵そのものが行われません。
👉 餌の質(バランス)や頻度、栄養添加(ダスティングなど)
を見直しましょう。
【4. メスがまだ排卵していない】
- 包接しても排卵していなければ産卵は起こりません。
- 排卵のタイミングは個体差があり、包接後も数日〜1週間ほど
様子を見る必要があることも。
👉 包接後もしばらく様子を見てみると良いです
(ただし、長期間の包接はストレスになります)。
【5. 実は性別の誤認があった】
- まれに性別を見誤っているケースもあります。
- オス:鳴く、喉が黒い、前足の第一指が太くなる(婚姻瘤)
- メス:体が大きく丸みがある、鳴かない
👉 性別をもう一度慎重に確認してみましょう。
❻まとめ
ChatGPTと店長ゼロ氏の回答を踏まえ
包接したものの産卵には至らなかった原因を考察してみると
- 包接位置が下にズレてた
- メスの成熟不足
(ChatGPTで言ってたメス8〜12ヶ月に対してうちのは7ヶ月) - 環境条件不足(擬似雨季の再現など)
なのが一番濃厚な原因なのではないかと思います。
次回ベルツノ繁殖計画は…
- オスとメスのお尻の位置が近くなるように包接させる
- メスに与える餌の量を増やしてもっと成熟させる
- 擬似雨季の再現するため包接中に雨音を聴かせたり霧吹きで雨を再現する
上記を実施してリトライしてみようと思います!